わたしと小室哲哉
なにかのスイッチが入ってしまったので、少しだけ語ってみる。少しでもかなり長いけど。
初遭遇は、アニメ『吸血鬼ハンターD』のサントラだった。
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念のために書いておくと「わたしのための」というのは、べつに「わたしだけのための」という意味ではない。
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ブレイクしたら関連商品を買い切れなくなり、わたしが詳しいのはブレイク前の昔のことばかり。
最初にサントラから入ったくらいなので、サントラはだいたい買っていてどれも好きだけど、今日、聞きたくなってひっぱり出したのは、ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』。
これはミュージカル自体もすごくよくて(初演版のみ。再演版は、悪くはないけどふつうの話に落ち着いてしまっていて、残念だった)、とくに土居裕子さんの歌唱が素晴らしかった。あの声で、あの顔で、破天荒で天衣無縫のモーツァルト、しかも楽曲が小室哲哉。素晴らしかった。
他にも、ANA のスキーツアーでTMのコンサートがおまけについているのがあって、コンサートのためだけに札幌まで行ったとか(逆に、スキーのために行ってコンサートも眺めてみたものの、轟音鳴り響くコンサートは初めてだったに違いないご家族連れが耳をおさえながらホールを出て行ったり、それで席がガラガラになったので通路を乗り越えてじわじわ前に出たり、……)、TM目当てで行った YAMAHA の X-DAY @武道館で岡村靖幸のデビュー前ライヴを見たとか(ドラムはレベッカの土屋さんだった)、その前年の X-DAY は池袋サンシャインだったとか、長いあいだにいろいろなことがあったなぁ……。
昔、小室ファンという縁で知り合った人の多くがユーロビート好きだったので、じゃあ聞いてみようかなぁとユーロビートも多少聞いてみたのだけど、ぴんと来なかった。でんつくでんつくでんつくでんつく……には、わたしは興味がないらしい。
メロディックな部分と音色が、たぶんツボなんだと思う。
わたしがリズムにおもしろみを感じるとしたら、よほどの変拍子くらいだけど、小室哲哉は変拍子とはあまり縁がないんじゃないかな。変拍子はどうしてもリズム自体が前に出てくるけれど、小室哲哉はリズムを主役にする気はなかったんだと思う。あくまで背景で鳴っているもの、だったのではなかろうか。
困った、いくらでも語れてしまう。